【西宮北部ぶらり】紅葉の旧国鉄福知山線廃線跡生瀬~武田尾間を歩いてみました【2016年11月23日】
どうも、甲山タイガースです。
アニメ作品の舞台背景を求めてあちこちを探訪する傍ら、時々軽くハイキングなどにも出かけます。
西宮市北部と宝塚市北部の市境、武庫川沿いを縫うように走っていた旧国鉄福知山線生瀬~武田尾廃線跡。これまで、西宮市側の廃線跡は整備されず、基本立ち入り禁止(ハイカー達が立ち入っているのを黙認状態)だったのが、紅葉のシーズンに合わせて整備され、開放されたと聞いて、11月23日の祝日に行ってきました。
最寄駅はJR福知山線(宝塚線)生瀬駅。ここから国道176号線沿いを10分ほど歩き、阪急バス木之本バス停付近を脇道に入り、砂利道へ下っていくと、そこが旧国鉄福知山線廃線跡のコース入口です。
約30年前まで、この渓谷沿いを国鉄が走っていました。その廃線跡はまさに谷間をくねくねと曲がるように敷設されている為、落石等発生するようです。JR西日本による注意看板が所々に設置されていました。
ここに列車が走っていた事を物語る枕木。廃線跡を進んで行くと、武田尾まで6つある大小のトンネルのうち、一番最初のトンネル、北山第一トンネルに差し掛かります。中は電灯もなく真っ暗!前も見えず怖いです。懐中電灯携帯必須!
もみじが真っ赤に染まっています。渓谷沿いも赤や黄色に染まった木々が…
2つめのトンネル、北山第二トンネル。やはり暗い、怖い(笑)。
木も赤、落ち葉も赤、丁度見ごろ。渓谷沿いに廃線跡を進んで行くと、脇には撤去された枕木が積んでありました。
3つめのトンネル、横溝尾トンネルを抜けると、武庫川第2橋梁に差し掛かります。ここから宝塚市側。
しばらく歩くと、宝塚の桜の名所に差し掛かります。ここは、桜の保存・育成に貢献された偉人が色々な桜を植え育てた場所だそうです(詳細は知らないので)。
宝塚市側の廃線跡はもともと整備されていました。そのまま歩いていくと、やがて武田尾温泉へ。正面にJR福知山線の新線と武田尾駅が見えてきます。かつての鄙びた温泉駅も、今や大阪の通勤圏に。温泉客・ハイカーと共に、宝塚奥地から乗降する学生・通勤客の姿が見て取れました。
武田尾には温泉宿が数件あります。日帰り入浴が可能な宿もあり、猪鍋を食べられます。
廃線跡のハイキング後にゆっくり寛ぐのもいいですね。
武田尾からは、宝塚→西宮北口へ戻って、いつもの珈琲屋へ…