【京都新聞】「全国アニメ聖地サミットin豊郷」「ガールズ&パンツァー、大洗町」の記事【2014年11月24日】
どうも、甲山タイガースです。
2014年11月23日(日)、滋賀県豊郷町の旧豊郷小学校群において、「全国アニメ聖地サミットin豊郷」が開催され、その事が翌日の京都新聞滋賀版に掲載されました。
〜京都新聞滋賀版、2014年11月24日朝刊〜
私はこのイベント、残念ながら行けませんでした…
らぐほさんによって描かれたポスターには、‘あの物語(ばしょ)に、僕らがいる。’と謳っていますが、まさにこのヴォーリズ建築を舞台背景に、5年前、TVアニメ「けいおん!」が始まったわけであり、アニメの背景と同じ場面を撮影したり、同じ場所でアニメの雰囲気を味わう舞台探訪・聖地巡礼で多くのファンがここを訪れ、地元の方々との交流が進んだり、アマチュアバンドによるライブ(そもそもアニメのテーマの一つが軽音楽部でロックの演奏を楽しみながら、女子高生たちが成長していく点)や、キャラクターそれぞれに設定された誕生日に合わせてお誕生日会を開催するなど、聖地で活発な交流が行われてきました。
プログラムにもある通り、大学研究者・アニメ関係者による基調講演、舞台探訪者の活動報告が加わっての分科会、クリエーター響創塾 「豊郷から響かせるクリエイティブの今と未来」には声優さんも加わっての講演と、充実して面白いものだったようです。
近江鉄道の大きな駅にも、ポスターが貼り出されていました。
左:日野駅、右:八日市駅、にて。
「全国アニメ聖地サミットin豊郷」での、アニメの舞台となった実在の街に関する分科会と、大洗町の件が連動しているか否かはさておいて、同日付の朝刊に、もう一つアニメによる地域振興に関する記事、TVアニメ「ガールズ&パンツァー」茨城・大洗の事も掲載されていたのでここの紹介しておきます。
武道‘戦車道’を、他校の女子生徒と競うアニメで、各国で実際に使われていた型式の戦車が登場し、それを女子高生が扱うというギャップもうけたのでしょう。
大洗町を訪れるファンと地元商工会による、キャラのお誕生日会開催に触れていたり、平日などにもかかわらずファンがリピーターとして訪れるなどの盛況ぶりを伝えています。
そして、大洗磯前神社に奉納される「ガールズ&パンツァー」の美少女キャラのイラストが描かれた「痛絵馬」。
ファンがアニメの舞台となった都市・街にある神社に参拝して、そこで絵馬に好きなキャラのイラストを描いて奉納する、こういう行為は「らき☆すた」鷲宮神社の頃から顕著になってきています。
「らき☆すた」鷲宮神社の場合は、主人公の自宅が神社であるという設定がドンピシャに当てはまって、土師祭や年末年始の初詣に多くのファンが訪れる事(勿論平日も訪れるファンがいます)、痛絵馬が多く奉納されている事が特徴として挙げられます。
「かみちゅ!」の尾道・御袖天満宮における痛絵馬、「花咲くいろは」の湯涌稲荷神社における‘のぞみ札’(キャラのイラストと願い事等)、「いなり、こんこん、こいいろは。」の京都・伏見稲荷神社における‘キツネの絵馬’(うか様などのキャライラスト)、「ラブライブ!」の神田明神における痛絵馬、そして「ガール&パンツァー」の大洗磯前神社の痛絵馬(痛絵馬の他にも、交流スペースの設置・聖地巡礼ノートの設置など)。
聖地巡礼で大きく盛り上がった地域では、特にこういう行動が顕著なように思われます
ファンと舞台背景となった地域民との交流というケースは、数々の基調講演・分科会・報告会であげられています。そして今回の豊郷でのイベントでも、基調講演や分科会でこれらのケースは報告された事でしょう。
今後放送される新作アニメでも、どんな地域のどんな場所が描かれ、登場するかが楽しみです。
イベントに参加・体験したり、イベントの新聞記事を読みながら、今後もファンと地域の方々の交流の新しい方向性を追求していきたく考えています。